ひとくちに収納家具といっても、ワードローブや食器棚などの大きなものからサイドボードやチェストなど小ぶりなもの、飾る要素の強いものなど様々です。
ラックシェルフは商品や物を置いたりかけたりする台、棚のこと。●チェストは‘胸部’を意味し、高さが胸ぐらいまでの小型の整理ダンスをこう呼びます。また、衣類や小物類を収納するふた付きの箱(ベンチ)のこともチェストと呼びます。●キャビネットは元は‘納戸’や‘物置’などを指すフランス語で、戸棚や飾り棚のことですが、特に縦長の形状のものを指す場合が多いようです。●キュリオケースのキュリオは‘骨董品’という意味。一般に高級な飾り棚を指します。
カップボードはイギリスで生まれた高価な皿を飾るための棚ですが、一般には台所で使う食器棚のこと。ダイニングに置く飾り棚をかねた食器棚がダイニングボードです。ハッチは‘小窓’という意味で、間仕切りを兼ねた両面使いの食器棚を両面ハッチと呼びます。
・・・ちょっとだけ得した気になるマメ知識でした

スペースのオハナシ

モノは増えるいっぽう・・・
結婚して新居を構えた方やお引越しをされた方なら、「収納場所は十分だと思ったのに思ったより入らなかった」という経験、ないですか?「新しいマンションにはクローゼットが付いているから大丈夫」と思っていても、自分の持ち物を考えてみるとそれだけでは足りないはず。‘たたんでしまう収納’も絶対必要になります。「シンプルに暮らす」ためには「家具を置かない」のではなく「適切な場所に適切な家具を置く」ことがまず大切だと思います。
 
ゆとりを持ってレイアウトしたい ・・寝室のレイアウト例・・
●図は6帖(255×352cm)の部屋にダブルベッドとワードローブ、チェストを置いた場合のレイアウト例です。ダブルベッドを壁に寄せて置く場合、ベッドメイキングのため手が入る広さ約5〜10cmを開けておくこと。またベッドと収納家具の間を通るためには65cmぐらい離しておく必要があります。クローゼット付(開閉スペース45cm以内)ならシングルベッドを2台置いて、さらに家具を置くことも出来ます。チェストの上に鏡を置けばドレッサーも兼ね、省スペースに。クローゼット用の収納家具なども市販されているので、短い洋服の下などうまく使ってクローゼットを有効に活用してください。
●ベッドとワードローブの間は十分に開けておかないと衣服の出し入れがしづらくなります。開き扉のタイプならベッドとの間に約90cm必要。スライド式の扉(引き違い戸)なら、扉が開くスペースが要らない分自分が立つ空間が確保できればOK。省スペースを考えるならスライド式のほうが便利ですが、扉が全開できないという欠点もあります。引出しの場合はしゃがんで引出しを引くという動作のためやはり約90cmは必要になります。
ベッドを置かずふとんで寝るなら、ふとんの上げ下ろしのスペースさえあれば十分ですが、ふとんの収納スペースが必要になります。あまりぎゅうぎゅうに置くと圧迫感を感じたり、震災のときに危険だったりもします。

効率よく収納したい ・・ワードローブとダイニングボードの収納例・・
思い切って処分するかマメにリサイクルするかしない限り、物は増えるばかり。スペースの許す限りは収納力たっぷりの家具を選びたいものです。
●例えばワードローブなら、収納力以上にスーツを掛けるとスーツがしわになってしまったり出し入れがしづらくなったり。衣類にとってあまりよくはありません。スーツ一着に幅約7センチを目安に、収納力に余裕を持って選びましょう。効率よく収納できるようワイヤーバスケット、小引出し、シャツやベルトのストッカーなど様々な機能がついた家具も多いので、自分の持ち物に合わせ上手に選んでください。(細かく区切られているということは、入れるものが限られているということですから、その機能が自分にとって本当に必要なスペースなのか見極める必要があります)
W135×D60×H195の洋服ダンスに何着収納出来る?→

●二人暮しの平均的なダイニングボードの収納物は以下のとおり
大皿 12枚    ・ 中・小皿など 16枚
大鉢・椀 8個    ・ 中・小鉢など 16個
和食器(ご飯茶椀・汁椀など) 6セット
洋食器(ボウル・グラタン皿など) 5セット
銀器(スプーン・フォークなど) 小引出し半分
和小物(箸・箸置きなど) 小引出し半分
お茶・コーヒー・紅茶セット 各2セット
雑食器(鉄板皿・中華椀など) 各5個

ワードローブ同様開き扉にすると開閉スペースが多く必要になります。ダイニングセットを近くに置く場合は要注意。食器の出し入れがしやすいよう、また食器が増えることを考えてやはり収納力に余裕を持って選びたいものです。


TOPIC  桐
桐は湿気が多くなると膨らんで、隙間をふさぎ湿気を入れません。逆に空気が乾燥すれば隙間をつくって空気を入れます。常に内部の湿度を一定に保ち、衣類の収納に最適な材です。また、熱伝導率が低く着火点が高い、吸水性がよく消火の水を早く吸収するなどの特性があり、ぼや程度の火災なら中の衣類をしっかり守ってくれます。虫に強いのも特徴です。
桐タンスは、そんな桐の性能を知り尽くした先人たちの造りあげた芸術品なんですね。

収納家具の選び方
まず「どこに置くのか」「何を入れるのか」しっかり把握して家具選びを始めましょう。
第4号ダイニングルームあれこれ・・・「ダイニングボードの選び方」も合わせてご覧下さい。
●寸法
あらかじめ置く場所のスペースをしっかり測っておくと家具選びがスムーズに出来ます。コンセントプレートやテレビ・電話のジャックがないかもチェック。背の高い家具を置く場合は天井や梁までの高さも測っておきましょう。窓の近くに置く場合は、カーテンレールの長さやカーテンを束ねたときの厚みを見落としがちなので要注意。腰高窓は図のようにカーテンの裾が枠より下になります。
広くて天井の高い販売店では、家具は小さく見えがちです。大体のイメージで想像するのではなく、あらかじめ測っておいたスペースにきっちり家具をあてはめてみましょう。今ある家具と比較してみてもいいですし、新聞紙などを家具の大きさに折ってその場所に置いてみても、イメージしやすくなります。
●機能性・耐久性
家具を長く使うためには造りのしっかりした家具を選びましょう。
丁番や、引出しなどの可動部分がしっかりしているかがまずポイント。扉が大きければ丁番にかかる負担も大きくなるので、丁番が多いほうが負担が分散されます。引出しはそれ自体の造りがしっかりしているか、出し入れはスムーズに出来るか、がたついたりしないかチェックしましょう。接着剤だけで接合されているものより木材同士がしっかり組んであるもの(写真:蟻組み)がベター。
背が高い家具は横揺れに弱いですが、背板や扉に横木が使ってあるものであればある程度その心配もなくなります。
●使いやすさ
オープンなのか扉なのか、開き扉かスライドタイプか、引出しはあったほうがいいのか、細かく区切られていたほうがいいのか・・・何を入れるかによって使いやすい形は違ってきます。いずれの場合も開け閉めがスムーズで造りのしっかりしたものを選びたいものです。特に頻繁に開け閉めするような家具なら、片手でも楽に開けられるかチェックしましょう。長く使っているとどうしてもゆるんでくるので、丁番を締めなおしたり引出しにロウをぬったり、メンテも必要です。
食器棚やクローゼットなど頻繁に開け閉めする家具は、めいっぱい収納すると出し入れがしづらくなります。将来的なことも考えて、収納力に余裕を持った大き目の家具を選びましょう。
●ワンポイント ・・・引出し・・・
引出しはあまり高いと使いづらくなります。一番上の段が自分の目線くらいまでのものを選びましょう。たくさん入るといっても、大きすぎる引出しや深すぎる引出しは、出し入れがしづらかったり引き出し自体が重くなったりします。やはり入れるものにあわせた適度な大きさを選びたいものです。
引出しの利点は奥行きを有効に活用し上から出し入れできること。重ねて棚に並べると取り出しにくい茶碗や汁椀も、引出しなら楽に整理できますよ。

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このページは“快適な生活空間をトータルに提供する”アスワン株式会社のご協力で作成しています
アスワンホームページ→http://www.aswan.co.jp


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