ベッド〜家具の種類と選び方~

ベッドフレーム

お店にはベッドフレームにマットレスが載ってセットで展示してありますが、別々に組み合わせる事が可能です。(現品限りの商品など、一部できないものもございます)

ヘッドボードの種類と選び方

フラット

フラットヘッドボード

フラットタイプは、ヘッドボードが一枚の板のようなもので一般的なタイプです。 圧迫感がなく見た目もスッキリしていて、宮付きに比べ場所を取りません。またまくら等をヘッドボードに当てて読書やテレビを見るなど寛ぐことが出来ます。

宮付き(棚付き)

宮付きヘッドボード

宮付きとはヘッドボードが棚になっているものです。奥行がだいたい20cmほどあるため、フラットタイプに比べると場所を取ってしまいますが、目覚し時計やメガネなど置けたり、コンセント付きのものも多くスマホなどを充電することもでき便利です。 引出し付きや照明が付いているものもあります。また宮付き(棚付き)本体の左右に雑誌や小物を収納できるタイプもあります。

収納のタイプと選び方

引き出し付き

引き出し付きベッドフレーム

収納タイプのベッドフレームは限られたお部屋を有効活用できます。

引き出しは、シーツやカバーなど普段使いの物を入れておくのに便利です。左右のどちら側に付ける事もできるので、配送時、配送員が組み立てる時に左右をお伝え下さい。また、引き出しの逆側には、長さのあるスキー板など普段使わないものを収納しておく事もでき便利です。

跳ね上げ式

跳ね上げ式ベッドフレーム

跳ね上げ式は収納スペースが広いので、普段あまり使わない大きなものや布団などを入れておくことが出来るため、押入れが無いマンションなどにおすすめです。

ベッドフレームの素材

木製フレーム

素材や色、デザインなど種類が豊富です。フレーム本体はムク材や化粧合板やシートなどがあります。

布製フレーム

フレーム本体を布(ファブリック)で覆っているのでクッション性があり布団やまくらカバー、またカーテンなどの同じ布素材でお部屋をカラーコーディネートできます。汚れやシミには注意が必要です。

革・レザーフレーム

ソファなどと同じく高級感があります。革・レザー(合成皮革)ともに汚れなどは布製フレーム同様にお手入れ・メンテナンスが必要です。

湿気は気になりますか?

一般的にはマットレスの下は床板という板になっているタイプが多いのですが、湿気がたまり易いため汗を多くかく方など湿気が気になる方や年間を通してお部屋の換気が良くない別荘などには“スノコ式”や“スラットベース”がおすすめです。スノコは皆さんもご存知のように平らですが、スラットベースは湾曲を描いています。

スノコ

すのこタイプベッドフレーム

スノコでも、乾燥しきれない場合もあります。特に汗をかいた時などは、朝起きたらマットレスをずらしておくようにしてください。

スラットベース

スラットベース

ブナなどの薄板をアーチ状に何層も重ねた小幅材をフレームに固定したもの。アーチ状に反りをもたせたスラットが荷重を吸収しながらマットレスを支えます。

マットレスが身体を支え、スラットベースが全体の荷重を吸収分散するというダブルクッション効果で、理想に近い体圧分布を実現します。スラットを調整し硬さを調整できるものもあります。

マットレス

マットレスを選ぶ時は、必ず売り場で横になってお試し下さい。腰が浮いてしまったり沈み込んだりしないで自然な寝姿勢が保てるか、寝返りがうちやすいか…自分に合った寝心地かなど細かくチェックしましょう。
また、村内ファニチャーアクセス各店には、日本睡眠科学研究所認定のスリープアドバイザーがいますので、お気軽にご相談ください。

硬さの選び方

お店に展示してあるマットレスには大勢のお客様がお座りになったりお試しで横になられるため、新品より若干柔らかくなっている場合があります。お届けした後、「お店で横になった時と、マットの硬さが違う」と感じてしまうことがありますが、ご使用されている間になじんできますので、ご安⼼下さい。

ほどよい硬さ

ほどよい硬さ

背骨が自然な状態に保たれていると、身体に無理がなく健康的な深い眠りができるといわれています。

硬すぎる場合

硬すぎる場合

硬すぎると背骨は無理のある状態になり、また、局部的に毛細血管が圧迫され、寝心地が悪いため寝返りも多くなります。

柔らかすぎる場合

柔らかすぎる場合

柔らかすぎると背骨が湾曲し、臀部が沈んで寝苦しくなり、寝返りが多くなります。

スプリングを使用したマットレスの種類と選び方

ボンネルコイルマットレス

ボンネルコイルマットレス

中央部がくびれた (つづみ型と呼びます) らせん状に巻いたスプリング(=コイル)を横に連結したもので、芯は硬く表面は適度なクッション性を保っています。通気性が良く丈夫な反面、スプリングが連結されているため、振動が伝わりやすいので2人で寝るには不向きです。

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ポケットコイルマットレス

ポケットコイルマットレス

小さな袋にひとつひとつスプリングを包んで敷き詰めたマットレス。 それぞれのスプリングが独立して動き、体圧を分散させるので横揺れや振動が全体に伝わりにくくなっています。ふたり寝におすすめです。ポケットコイルの中でも、メーカーやスプリングの配列により硬さが異なります。

ダブルクッション

ダブルクッション
ダブルクッション

硬いベッドフレームでマットレスを支える“シングルクッション”に対し、マットレスをスプリングのボトムで支えるのが“ダブルクッション”です。上のマットレスで受ける衝撃を下のスプリングボトムで吸収してくれるのでとてもクッション性があり、マットレスの耐久性はフレームに乗せてお使いいただくよりも長くなります。
ホテルのベッドのほとんどはダブルクッションです。

スプリング以外のマットレスの種類と選び方

低反発マットレス

低反発マットレス

NASAで考案された衝撃吸収素材です。体を横たえると体の重みと体温に反応してゆっくり体を包み込むように沈みます。 体圧分散に優れたそのフィット感は毛細血管を圧迫せず、寝返りも減り、安定した睡眠を保ちます。 床ずれ防止に効果があり、医療の現場でも用いられています。

ウォーターベッド

ウォーターベッド

スプリングのマットレスの代わりに、水の入ったウォーターバッグで体を支えるベッドです。お客様によっては、水の音が気になるという方、酔ってしまいそう…という方などいらっしゃるので、全ての方に向いていると言うわけではありませんが、 水の浮力が体圧を分散し、骨格を正常な状態に保ったまま自然な寝姿勢を保てるので、 腰痛がやわらぐともいわれています。バッグは水に浮かぶ感覚に近い寝心地のハードタイプ用と揺れが少ない安定感のある寝心地のソフトタイプ用があります。

またヒーター付きで、冬は横になった瞬間から快適な温度に包まれるのも魅力のひとつです。 メンテナンスは年に一回防腐剤を入れるだけ。 水の入れ替えの必要はありません。

※ウォーターベッドは重量がとてもあり、2階のお部屋だと設置できない可能性もあります。それぞれの家によって構造に違いが有り、 補強や改善が必要なケースもある為、設計士・建築業者の方に相談するのが安心です。

ベッドは寝るためのものですので、寝心地は寝てみないとわかりません。 自分に一番合うマットレスで快適に眠るために、充分お試しください。


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